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おうち空間というコミニティ

(この記事は5月10日のNewsLetterを編集したものです)


今あるおうちでもっと解放感のある暮らしMAIMYLIFESTYLELABO 吉野舞依子です。


この写真。先月高校で就労体験学習で神戸の洋菓子店ケーニヒスクローネさんでの体験授業があり、息子がお土産に作ってきたデコレーションケーキの写真。

このケーキは、息子の幼少時代に手作りケーキで家族でお祝いした際のケーキ周りにたくさんのぬいぐるみを並べていた息子の風景そのものでした。

当時はコミュニケーションをとるのが苦手でゆっくり発達な息子にたくさんのコミニティを作ろうと、家族やお友達を招いておうちパーティーをひらいていた風景。そんな光景が息子の中に今でも鮮明に記憶として残っているのだと感じました。


子育てをするまで、コミュニケーションというのは会話。つまり会話が上手だったり、得意な人ができることだと無意識に考えていた自分でしたが、今ではそれだけではないのだと思えるように。

それは、心の記憶を息子が様々な形で表現してくれるようになったことがきっかけだと思います。

高校生になって、一緒に写真を写りたくない!見せたくないものがあったり、照れ隠しのようなこともありますが、このケーキが、息子の心の風景を垣間見る機会にもなりました。


思い返すと沢山お友達を呼んだり、いろんな所へ連れて行ってあげても、息子自身は、コミュニケーションをとっていたわけでもなく、私の独りよがりな自己満足かもしれない。そんな葛藤もありながら、当時はいろんな人と共に過ごすその空間に触れることだけでも大切なことだと信じ続けていたからできたことでもあります。


そして、コミニティをおうちでも作りたいとはじめたMaimyshopというお店が10年続いたのも、コミニティというものが子育てにはとても大切で、土台はおうち空間なのだと感じていたから。

コミュニケーションがとるのが難しかった息子でも、おうちという一番安心な空間で家族や身近な友人との空間共有という形が、コミニティの第一歩だったと思います。

おうちの中でコミュニケーションをとる方法は、工夫次第でいくらでもできるものです。大切なのは家が狭いからとか、一人っ子だからとか、できない理由を考えるのではなく、どうしたらできるようになるのか?という視点

コミニティを作り続けてロングセラーなコラボレッスン。絵本×アイシングのコラボレッスンからあそびの先生×アイシングコラボレッスンへと変化しながら、伝えていきたいことは同じ。それはおうち空間コミニティ

絵本やゲームアイシングというツールを通し、お子さん自身が安心できるおうち空間の中で、人ととかかわりながら、自分自身を表現していく一歩の機会として場を提供し続けて早10年。様々なお子様をみてきて思う事。

人見知りなお子様。おとなしいお子様。最初はお母さんのもとを離れられなかったお子様。それぞれですが、少しづつ心を開いて楽しんでいかれるその姿にお子様の心の成長を見続けてます。


私がおうちという場所にこだわるのも、そうしたコミュニケーションの一歩を踏み出す場所としておうちという存在の大切さを伝えていきたいからでもあります。


現代社会はオンラインという恩恵を受けてリアルに合わなくてもコミュニケーションが取れる時代になりましたが、そんな時代だからこそリアルなコミュニケーション体験が大切。

LABOを、コミニティを育む場所として活用していきたいです。



 


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