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執筆者の写真MAIKO YOSHINO

街並みを生かしてイノベーション を起こす

更新日:2024年10月4日



(この記事は7月29日のNewsLetterを編集したものです)

今あるおうちでもっと解放感のある暮らし MAIMYLIFESTYLELABO 吉野舞依子です。


この夏、甲子園では高校球児が暑い夏に負けない熱戦でした!同時にオリンピックイヤーや感動がたくさん見れてワクワクしました。選手たちの熱い思いを見るにつけ体育会系の血が騒ぎます(笑)




ですが、その一方で吉野はもう一つ別の見方があります。

今回開会式が歴史上初となる街で行われた事。私個人的には素晴らしい試みだとおもいました。



オリンピックが開かれるたびに新しい施設新しいお店 開発が進むけれど、オリンピクが終われば廃墟になったりと課題も多いと感じていました。


世界のオリンピック会場で廃墟になっている様子が掲載されているリンクがありましたのでご参考に。



そんな中で、新たな競技施設を建設するのではなく、街中での開催や、既存施設の有効活用は、本当の意味での地域活性に繋がるのではないかと思いましたし、まさにその国の文化を見れる素晴らしい開会式だったと例年以上に好感が持てる内容でした。


もともとヨーロッパでは「中古住宅主義」築年数の古い建物に対して価値を認めている文化があります。そうした文化も背景にあるのではないかと個人的には感じています。

一方でリスクもあります。

先日の開会式でもありましたが、街中でおこなうには、今回の鉄道の組織的事件も含めて、セキュリティ対策が課題でもあり、ある意味チャレンジだと思います。


今回無事にオリンピックを行われることに挑戦しているチャレンジに敬意を表したい気持ちです。


日本でも大阪万博が来年開催されますが、新たな開発に巨額の投資をするよりもこうした、今ある大阪の街並みを生かした取り組みだったらよかったなあと個人的感想です。


セキュリティ対策を思えばなかなか難しい課題なのだと思いますが、そうしたチャレンジをすることこそ、イノベーションを起こせるし、そういうイノベーションにこそオリンピックや万博の意味がより色濃く表れるのではないかなと感じています。


また、今建材資材人材不足が叫ばれる中、環境問題まで想いを馳せれば、今ある施設の有効活用、さらに価値を上げる利用方法は日本も見習うべき点が多いのではと感じました。


建築士的な視点になりました(笑)

毎日リノベーションの仕事にかかわっているとそうした街並みを大切に守っていく文化を思わずにいられないのです。街中で開催されたパリオリンピック今後どうその効果が表れるのか、どんな課題が生まれるのか注目していきたいと思います。


 

併せてこちらも注目!
成熟した都市を持続可能な未来に導く「2024年パリオリンピック」

とある記事にこんなことが書かれていました。


パリで最も貧しい地域の1つであるセーヌ・サン・ドニには、オリンピックとパラリンピックの選手村が建設されました。これらは大会中の重要な場所として機能しますが、オリンピックが閉会すると、2,500軒の住宅、学生寮、ホテル、約3ヘクタールの景観公園と約7ヘクタールの庭園と公園、120,000m²のオフィスと都市サービス、3,200m²の店舗となるとされており、地域社会のための施設に変身する予定なのだそうです。

また、パリは2年間の研究と協議を経て、新しい生物気候都市マスタープランを通じて、CO2削減目標を達成し、気候と住宅の課題に対処するための都市計画規制を再定義。

建物の改修、低炭素な建設、生物多様性の保全を優先することで、パリを環境に優しいものにすることを目指したものであり、2050年までのカーボンニュートラルを達成するために、2030年までにパリ北部に15ヘクタールの都市公園を設立し、2040年までに300ヘクタールの新しい緑地が創造される予定なのだそうです。


今世界各地でカーボンニュートラル(脱炭素)の実現を表明しており、各国がさまざまな取り組みを進めています。こういった状況の中でパリオリンピックは、カーボンニュートラルの実現に向けた大事な契機として捉え、計画、運営されたことにとても価値のあることなのだと思います。 日本でもまだまだ課題が多いと感じますが、日本のカーボンニュートラルの施策についてはこちらの記事もご参考ください。 2050年カーボンニュートラル宣言と現状の評価


こういった世界情勢と日本を俯瞰的に見ていきながら自分たちのLIFESTYLEにどうかかわっていけるのかそういう視点を持つことも大切なのではないでしょうか。

自分たちの暮らしは身近なものでもありますが、その背景にはこうした世界的な都市環境問題も大きく関係しているのだという事を意識したいですね。


 


あなたにとって、大切にしたい生き方・ライフスタイルはどんな形?どんな暮らし方でしょうか?


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